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『オーシャンズ12』

-散漫になった物語性-


天使「わたしこと天使は、大いに不満である」

悪魔「いきなり何だい天さん。豪華出演陣に対し、贅沢は敵だとでも言い出すのかい?」

天使「出演陣にい対する不満ではない。窃盗行為をスタイリッシュに描こうとする姿勢がけしからんのだ。いくら技術を駆使しようと、緻密な戦略があろうと、泥棒は泥棒なのだ。オーシャンズ12なんて洒落た題名などつけず、12泥棒物語と名付けたらよかろう」

悪魔「まぁまぁ天さん。あくまでフィクションなんだし、行為の善悪ぬきで映画を楽しみましょうよ」

天使「それもそうだな。虚構に一々めくじらをたてていては、作品評価などできんからな。だが善悪をぬきにして評価しても、わたしは前作の方が優れている気がする。前回は序盤から目的に対し突き進む様子を描き、その見せ方も悪くなかったのだが、今回の物語は散漫だ。
 出演陣が豪華な上、大物ゲストまで登場し、展開も早いので一定以上の娯楽性は確かに存在するのだが」

悪魔「娯楽バンザイ! 息抜きのために観る作品でいいじゃないですか。あまりのお粗末さにテンションがぐんと下がる作品も世の中にはあるんですから、それを考えたら立派です」

天使「比較対象としての前作がなかったら、また評価が違っていたかも知れぬな」

悪魔「それは続編の宿命ですね」

天使「欲をかいて第二弾を作ったわけだから、同情の余地はないが」

悪魔「相変わらず天さんは厳しいなぁ。出演者のギャラを考えれば、観て損はないですよ! 多分……」



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2005.11.12 | | Comments(0) | Trackback(0) | ご連絡

『着信アリ2』

-ある意味すごくよこしまなホラー映画-



天使「失礼する。神の使いエンジェルだ」

悪魔「ども、堕落一筋悪魔のあっくんです!」

天使「今回から、我々が俗悪アイテムを吟味していくわけだが、邪教徒はもちろんクリスチャンにも甘い顔はしないので、覚悟するように」

悪魔「いやぁー、天さんは相変わらずカタブツですなぁ。ぼくは人間大好きだから、甘々でいかせてもらいますよ」

天使「今回の評価対象は和製ホラーである『着信アリ2』だ。これは前作『着信アリ』のヒットを受けて作られた続編なのだが、正直気にくわん」

悪魔「何が気にくわないんです? 特に必要性もないのに、舞台を海外まで広げたとこ?」

天使「それも気にくわないが、登場人物の男女が過剰なまでに愛をアピールしているのが腹立たしい」

悪魔「おや、天さん愛がお嫌いで?」

天使「愛といっても大してつきあいが長くない者同士の、自己陶酔に満ちた恋愛ではないか! 神への崇高な愛に比べたら、映画内のそれは児戯に等しい」

悪魔「厳しいですねー。確かに恋愛テイストが入ったことによって、恐怖映画としての純粋さはだいぶ失われてましたけど」

天使「あれもこれもと欲張るから、わけのわからん作品になるのだ。全く人間ってやつはけしからん」

悪魔「人間は欲にまみれてナンボですよ。清廉潔白な奴なんて退屈ですって」

天使「そうやって、人間を甘やかしてダメにするのが貴様の手口だろ?」

悪魔「あ、やっぱバレてます?」

天使「つきあい長いからな」

悪魔「最後にあっくんことぼくがまとめさせていただきますと『着信アリ2』は変な色気を出したよこしまホラーで、うっとりラブが嫌いな人は観ない方がいいと、そういうわけですね」

天使「うむ、集約ご苦労」

悪魔「いえいえ、天さんのためならこのくらいおやすいご用ですよ(今にみてろよ……)」

天使「それでは失礼する」

悪魔「また次回お会いしましょうね。さようなら!」

2005.11.05 | | Comments(0) | Trackback(0) | ご連絡

『アナコンダ2』

-悪夢の巨大へび玉-



 ヘビ玉ってあるじゃないですか。火をつけると煙を吐きながらニョロニョロ胴体が伸びていく、爽快感ゼロの花火もどき。

 この映画に出てくるリアルへび玉は、あんな生やさしいものではないです。アホみたいな大きさのアナコンダが、ボール状にかたまって坂の上から転がって…………こそきませんが、塊となって地面をのたうつ姿は悪夢そのものです。

 まぁ、大蛇が好きで好きで仕方がないって方には、ご飯が何杯でもいけちゃうオツな風景なのかも知れませんけど。



 人類初のグレート薬を完成させるため、密林の奥深いところに咲くという蘭を求めに主人公たちは驚異の自然ツアーに参加します。

 前作のパターンを踏襲しているのか、探検チームの置かれる状況は内憂外患で、とあるメンバーの強欲のせいで、自然ツアーが激流体験ツアーに、激流体験ツアーがサバイバルツアーになってしまいます。

 サバイバルツアーと化してからの展開はそこそこ速く、だらだらとした部分が少ないのですが、いかんせん演出に芸がないというか、真新しい面白さはありませんでしたね。前作の方が完成度高いかなと。

 アナコンダによる巨大へび玉を見学したい人はどうぞ。夢に出てきそうですけど……。

2005.09.17 | | Comments(0) | Trackback(0) | ご連絡

『検屍官』

-乾いた空気が功労者-


 人が死ぬ映画なんて恐くて観てられない…………というタイプの人は、DVDパッケージの解説文を読んだだけで気分が悪くなるかも知れません。

 物言わぬ被害者(死人)を筆頭に、登場人物はくせ者が多く、モラルたっぷり優等生キャラの人には理解不能の世界でしょう。例として、登場人物の何人かを挙げてみますと……、

 ・主人公……検死官。不倫してたので夫と仲が険悪。小さい娘がいる
 ・主人公の夫……けっこうマジメそう。ヨーロッパにしては仕事人間か?
 ・主人公の娘……両親に似ずかわいい。殺伐として世界の中で唯一なごめる存在
 ・主人公の愛人……かなり年下。ストーカー的な性質。ややマッチョ
 ・被害者(死んでます)……元は男性だが女性に性転換している。上下の取り替え作業完了ずみ。死体には性行為のあと
 ・被害者の同居人……この人も体は男で心は女。上半身のみ改造ずみ。身長があり、顔もゴツイので不気味
 ・被害者の父親……???
 ・被害者の母親……???



 死体発見→死体から情報採取→操作→捜査中に事件……という、サスペンスとしてはありがちな展開ですが、所々ににじむ異常性が、作品に独自性を与えています。

 ここで異常性と書きましたが、日本のウェットな土壌でこれを発揮されたら、かなり後味の悪い物語に仕上がっていたと思います。ドイツの乾いた空気が、物語にリアリティとドライさを与えてくれたかなと。

 検死官というホラー調なタイトルなくせに、人間と人間とのつながりがテーマだったりします。展開も割と速いので、ヨゴレOKのサスペンス好きは観ると吉かも。

2005.09.15 | | Comments(0) | Trackback(1) | ご連絡

『死霊のしたたり3』  販売元:ジェネオンエンタテインメント 2004年

-バカゾンビみたび-



 死霊のしたたりシリーズの、1と2をわたしは十代の頃に鑑賞しました。
 ほとんど怖くなかったことを覚えています。

 ジョージ・A・ロメロがうみだしたロメロゾンビを本家本元シリアス系だとすると、死霊のしたたりシリーズに出てくるそれはコミカル系です。特殊メイクさんがいくら頑張っていても、どこか緊迫感に欠けています。緊迫感の欠如を隠そうともしない姿は、潔いの一言です。

 蛍光グリーンでおなじみの蘇生薬が、今回も大活躍です。
 刑務所の中で暴動が起き、その最中にゾンビが増えてまいっちんぐというお話なのですが、肝心のゾンビが脱力系なので、背筋が冷たくなるどころか、ぬるくなります。
 しかも一部に映画のパロディが入っているので、もうめちゃめちゃです。


 物語が進むテンポはけっこう速いので、アホゾンビを許せるかどうかが、この映画を最後まで見られるかどうかの鍵になります。

 内容は紹介した通りですが、頼りなさそうな青年医師、変態科学者、お色気記者、極悪刑務所長など、キャスティングの妙がうかがえます。看守や囚人もなかなかです。

 もう一つのおバカゾンビ系であるバタリアンは三作目で路線を替えましたが、こちらは正当進化しております。なんとも開き直った作品です。


2005.08.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | ご連絡

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